3月26日、プラダ・グループのCSR統括担当であるロレンツォ・ベルテッリとIOC-UNESCO事務局長ウラジミール・リャビーニンがホストを務める「Sea Beyond」授賞式が開催され、プログラムに参加した学生が制作した最優秀作品が発表されました。優勝は、リスボンのPortuguese school Agrupamento de Escolas de Vialongaの啓発キャンペーン「Redes circulares: Cerco ao plástico no mar」(「循環するネット:プラスチックの海」)です。この作品は、海の生態系を危険にさらす壊滅的なプラスチック汚染について描き、プラスチックごみを回収してアップサイクルする方法を提案するストップモーションアニメーションです。最優秀作品を選出したのは、海洋保護にその能力とキャリアを注いできた著名人らが参加する国際審査員団です。審査員団のメンバーは、イタリアの作家アレッサンドロ・バリッコ、ダイバーで海洋探検家、環境保護活動家のファビアン・クストー、環境芸術家のアン・デ・カルブシア、海洋科学者で社会起業家のケルスティン・フォルスベリ、フリーダイビングのイタリア人ゴールドメダリストであるアレッシア・ゼッキーニです。
ロレンツォ・ベルテッリは次のように述べました。「このプロジェクトを通じて、このような素晴らしい学生たちが海洋リテラシーを身につけ、国際的な海洋保護活動に参加し、その価値観の普及に努めました。自宅学習などさまざまなパンデミックの影響により厳しい状況が続く中で意欲を保つことは、教師にとっても生徒にとっても極めて困難です。彼らが意欲的に参加してくれたことに本当に心を打たれます。」
n° 64 - 2021年4月29日