2024年6月7日と8日の両日、プラダ・グループとユネスコIOCは、海洋リテラシーをメインテーマとした初の国連会議「海洋リテラシー世界会議」をヴェネツィアで共催しました。本会議の主な目的は、ユネスコ加盟国の代表131名と世界の海洋リテラシー専門家が一堂に会し、「海洋リテラシーのためのヴェネツィア宣言」の採択に取り組むことでした。
2024年6月8日(国連世界海洋デー)に、ヴェネツィア宣言が採択されました。海洋に対する人類の理解を拡大することで、海洋リテラシーは、海洋環境を尊重し、世界の海洋文化を保護するようにコミュニティをエンパワーします。そして最終的に、より広範な持続可能な開発の基盤となることができます。宣言の採択後、国際的なNGO「国境なき図書館」との協力によって生まれた、初のSEA BEYONDアイデアボックスが発表され、フランス人クリエイターのフィリップ・スタルクと国境なき図書館の創設者・会長のパトリック・ウェイルが、その発端となった経緯について語りました。
午後の部では、80人を超えるヴェネツィアの子供や若者が、プロジェクトのアンバサダーであるSEA BEYONDerの指導による、海をテーマにしたワークショップでの学びを通してSEA BEYONDアイデアボックスを体験しました。SEA BEYONDer:マヤ・ガベイラ(ビッグウェイブサーファー、海洋と若者のユネスコチャンピオン)、ティトゥアン・ベルニコ(コーラル・ガーデナーズの創設者兼CEO、ナショナル ジオグラフィック エクスプローラー)、ジョヴァンニ・キミエンティ(海洋生物学者、ナショナル ジオグラフィック エクスプローラー)、ヴァレンティーナ・ゴットリーブ(環境保護活動家、俳優)、カルメロ・イスグロ(生物学者、MuMaミラッツォ海洋博物館創設者)、エリサベッタ・ザヴォリ(フォトジャーナリスト、ナショナル ジオグラフィック エクスプローラー)。