2年目となるForestami Academyが開催されます。プラダグループとミラノ都市圏の森林再生プロジェクトであるForestamiの共同イニシアチブは、ミラノ工科大学マリア・キアラ・パストーレ准教授が取りまとめ、アーバンフォレストに市民を巻き込むことを目指す、国内外の緑化と森林管理の主要な専門家が参加する会議、セミナー、ワークショップから構成される3年間のプログラムです。
2023年の『森を知り、森が育つ場所を知る』をテーマとしたForestami Academyのローンチに続き、2年目となる今年は、自然と心身の健康およびウェルビーイングの相関性にフォーカスします。
以下の3つのミーティングが、『都市における森林学:ウェルビーイングと健康』という 幅広いテーマのもと、開催される予定です。
- ミラノ・トリエンナーレでの2回のクラス形式会議では、インタラクティブなツールを使ったトピックの紹介、トピックの専門家との対面式学習、ワーキンググループでのディスカッション。
• 『都市におけるウェルビーイング』 – 5月10日(金)、自然と公衆衛生に関する研究のパイオニアであり、都市緑地と人々との関わりをテーマとする第一人者、マチルダ・ファン・デン・ボッシュ氏(欧州森林研究所バイオシティーズ・ファシリティ上席研究員、スペイン・バルセロナ世界保健研究所科学者)と、パドヴァ大学のスピンオフ企業で、公的機関や民間団体に自然に関するサービスや製品の価値を高めるためのコンサルティングサービスを提供するイリア・ドイモ氏(ETIFOR研究員)を迎えてのイベント。 - 『なぜ私たちにとって都市の森林がそれほど重要なのか? 健康について語るために木について語る』 – 2つ目のイベントは6月21日(金)に、フィレンツェ大学の植樹学・樹木栽培学教授であるフランチェスコ・フェリーニ氏を招聘して開催予定です。同氏は、イタリア樹木栽培協会の元会長であり、2010年にL.C.チャドウィック樹木栽培研究賞、2019年に国際樹木栽培協会からISA功労賞を受賞しました。また、ジェオルゴフィリ・アカデミー、コロンバリア・アカデミー、およびイタリア森林科学アカデミーの会員でもあります。
- 実践し、知識を深め、それを検証するための野外授業は、まさに本物の実地体験となります。
- ピアン・デイ・テルミニ森林セラピーステーションの創設者であり心理科学部長であるフランチェスコ・ベシェリ監修による『森林浴』体験が今秋10月に予定されています。
プラダ・グループのCSR統括担当、ロレンツォ・ベルテッリは次のように述べています。「自然が重要な要素となる『ガーデンファクトリー』というアーキテクチュアルなプロジェクトによって体現されるとおり、緑の重要性とそれが人々のウェルビーイングにもたらす恩恵は、プラダ・グループにとって大切なテーマです。2年目の文化的な挑戦は、科学的な証拠に裏打ちされた、樹木が私たちすべての人々の生活の質に与える影響を、感情面と身体面の両方から理解することです。人々の健康も、何がウェルビーイングに有益かを知っているかどうかにかかっています。プラダ・グループは、アカデミーと共にこの探求の道を歩んでいきます。」