プラダ・グループの取締役会で、2021年12月31日までの2021年通期連結決算報告書が審査、承認されました。決算では以下のような目覚ましい成長が報告されています。
- 小売売上高は、下半期に定価販売が2019年比で大きく加速したことにより、2年連続で2桁の伸びとなりました。
- すべての商品カテゴリーで目覚ましい業績
- 2019年比で5倍の突出したオンライン売上の成長
- 売上総利益とEBIT(利払前・税引前利益)は下半期に急上昇
- 優秀なサプライチェーンにより正味運転資本が増加
- 力強い営業キャッシュフローが純財務状況を大きく改善
恒常為替レートでの変化:
- 純売上高総額は33億6,600万ユーロ(2020年比で41%増、2019年比で8%増、下半期の2019年比では16%増)
- 小売売上高は2020年比で40%増、2019年比で15%増、第4四半期の2019年比では24%増
- 卸売売上高は2020年比で41%増、2019年比で29%減
- 売上総利益は7%で、下半期は76.8%を達成
- EBITは4億8,900万ユーロ(対売上比5%、下半期は17.4%)
- グループ純利益は2億9,400万ユーロ(対売上比8%)
- 営業キャッシュフローは7億5,100万ユーロ
- 設備投資は2億1,600万ユーロ
- 正味運転資本は2020年比10%減で順調に推移
- 純財務状況は2億3,800万ユーロで、2020年12月の-3億1,100万ユーロの赤字から大幅に改善
プラダ・グループのCEO、パトリッツィオ・ベルテッリは次のように述べています。
「プラダ・グループは2022年、堅調なスタートを切りました。個性的なブランドアイデンティティ、商品の品質、業界のノウハウに焦点を当て、直接販売と持続可能性を基本理念とした長期戦略は順調に進んでいます。ビジネスを進化させ、変化し続けるラグジュアリー市場に対応するための大胆な対策が、2021年の目覚ましい成長と収益増加につながりました。」
「ウクライナ情勢が今後世界経済に与える影響は予想が困難ですが、そうした中でも、これらの結果は中期目標達成への自信をもたらしてくれました。当社はこの戦争の被害を受けた従業員やその家族、苦しんでいるコミュニティやすべての人々のことを思い、これからも彼らを支援していきます。」