12月4日から15日まで、ミラノのプラダ財団で、国際レベルで選ばれた才能ある新進気鋭の音楽家を対象とするワークショップシリーズの第10回「リッカルド・ムーティ イタリア・オペラ・アカデミー」が開催され、5人の若き声楽コーチと5人の若き名指揮者が参加しました。最後にジュゼッペ・ヴェルディの「ナブッコ」の公演が2回行われ、12月14日はリッカルド・ムーティが指揮を執り、12月15日は若き名指揮者が指揮台に上がりました。
両日のリハーサルは一般公開され、芸術、音楽、文化、機関投資家の世界から多くの方が参加しました。2回の公演には、イタリア文化大臣ダリオ・フランチェスキーニ、教育大臣パトリッツィオ・ビアンキ、ミラノ市長のジュゼッペ・サーラ、ボッコーニ大学学長のマリオ・モンティ、スカラ座のスターであるロベルト・ボッレ、アーティストのフランチェスコ・ヴェッツォーリ、舞台演出家のアンドレ・ルース・シャンマ、トリエンナーレ館長のステファノ・ボエリなどが訪れ、いずれも満席となりました。公演の中で、パトリッツィオ・ベルテッリとミウッチャ・プラダは次のように歓迎の意を述べました。「リッカルド・ムーティと彼のアカデミーとの11日間のコラボレーションにより、マエストロと密に接しながら学んだ10人の若き才能にとってはもちろん、リハーサルに参加し、彼の教えの大切さと内容の濃さを垣間見ることができた数百人のファンや学生にとっても、プラダ財団は音楽を探究し、文化を深める場所となりました。」