ビジュアルエッセイ「I’ve Seen This Before」は、途切れなく流れる個人の注釈の数々。パリを囲む環状線「ペリフェリック」に沿った作者の日常のルートで捉えられた現実世界の断片を集めたものです。日常のルーティーンワークで構成された都会のシナリオ。そこに隠された逃避と儚い美の瞬間。Rememberという名の作者は、その瞬間を発見するために必要な労力についての考察へといざないます。「Finite Rants」は作家に対し、ビジュアルエッセイのジャンルを探求することにより、現代の社会的、政治的、文化的課題を分析するよう問いかけるプラダ財団のオンラインプロジェクトです。
n° 61 - 2021年1月20日