2021年1月5日、Prada S.p.A.の取締役会は下半期の業績を確認しました。現在も進んでいるストア閉店(ネットワーク内平均9%)の影響にも関わらず、売上は徐々に回復しており、リテール売上は
12月には2019年と同レベルに達し、完全回復を遂げました。
ハイライト:
• すべての地域で徐々に顕著な回復、アジア太平洋地域では著しい収益成長
• 2020年下半期の利益率がプラスであったことにより、EBIT(利払前・税引前利益)もプラスを達成
• キャッシュフローと在庫削減により、財務状況の純変動が2019年より改善
リテールチャネルへのパンデミックの影響は、平均マイナス6%(為替レートを一定とした場合)にとどまりました。ヨーロッパと日本は観光客の減少により不利な状況となりましたが、南北アメリカ、中東、ロシア、そして特にアジア太平洋は高い業績を収めています。とりわけ中国は、52%もの成長を遂げています。Prada S.p.A.のCEO、パトリッツィオ・ベルテッリは次のように述べています。「2020年は大きな困難に直面しましたが、上手く立ち向かえたことに満足しています。この不確かな状況は今後も続くことが予想されますが、それでも我々は好調な業績を収めることができました。グループスタッフ全員の惜しみない努力のおかげで、市場の変化に迅速かつ一貫性をもって対応することができ、あらゆるお客様から高い評価を頂いております。」
n° 61 - 2021年1月20日