プラダのインスタグラムを通じて文化、ファッション、生活を探求するデジタルトークシリーズ。相互に関連するファッション、アート、建築、映画、思想という5つの文化分野から専門家、作家、クリエイターが参加します。トークではオーディエンスが意見を交換したり、参加者に質問したりできるため、ディスカッションが広がり、より多くの多様な人々との繋がりが生まれます。トークの配信毎にプラダからUNESCO(国際連合教育科学文化機関)への寄付も行います。4月14日に行われた第1回のテーマは「Fashion in Times of Crises(危機下におけるファッション)」。参加者は作家でキュレーターのパメラ・ゴルビン、ジャーナリストのアレクサンダー・フューリー。4月21日の第2回は、アーティストのフランチェスコ・ヴェッツォーリと哲学者のエマヌエーレ・コッチャが「Love in the Time of Coronavirus(新型コロナウイルスの時代における愛)」をテーマに語りました。そして4月28日は、映画監督のリー・ダニエルズと映画プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグが「Creating a new world(新たな世界の創出)」と題して、映画について語りました。プロジェクトは継続され、5月5日には芸術家のアリアンヌ・フィリップスと女優兼監督のオリビア・ワイルドが「Storytelling, Narrative & Fashion post Coronavirus(新型コロナウイルス後のストーリーテリング、物語およびファッション)」について意見を交わし、5月12日には活動家兼慈善家のフランツェスカ・ティッセン=ボルネミッサとユネスコ政府間海洋学委員会事務総長のウラジミール・リャビーニンが「The ocean, an ally against the virus(海はウイルスとの闘いにおける味方)」というテーマで活発な議論を行い、5月26日の第6回の対話「Performance in Photography(写真撮影におけるパフォーマンス)」では写真家ユルゲン・テラーと監督ラース・アイディンガーが熱く語りました。次回の対話は6月16日に予定されています。
n° 53 - 2020年5月28日