プラダ財団の新しい展覧会「The Porcelain Room」では、中国の輸出磁器の歴史的背景、範囲、影響を探ります。ジョージ・ウェルシュとルイサ・ヴィニャイスのキュレーションによるこのプロジェクトでは、16世紀から19世紀にかけて作られた1,700点を超える中国磁器が展示されます。中でもヨーロッパの図像の装飾が施された明朝時代の磁器の数は、1か所で展示されたものとしてはこれまでで最多です。
Tom Postma Designが手がけたディスプレイは、ブラウンのベルベットで覆われたデザイン。ディスプレイケースが置かれ、ゴールドで装飾された居心地の良い空間は、部屋の中にさらに部屋があるような雰囲気をつくっています。「The Porcelain Room」の会場は、Collezione Pradaの作品コレクションを収蔵する「Torre」の展示スペースの1つであり、古代と現代の対話、さまざまな文化的宇宙の比較を引き起こします。
The Porcelain Room
プラダ財団 – Largo Isarco 2
2020年1月30日から9月28日まで開催