プラダ財団は、ブリュッセルのベルギー王立フィルムアーカイブ、CINEMATEKとのコラボレーションによりアーティスト リュック・タイマンスのコンセプトによるフィルムプロジェクト「Soggettiva Luc Tuymans」を開催します(リュック・タイマンスはミラノの財団施設内で開催中の展示会『Sanguine. Luc Tuymans on Baroque』のキュレーターです)。
タイマンスの選んだ作品は9つの長編映画と7つの短編映画で、アーティストの知的でアーティスティックな成長を記録したもの、権力、復讐、欲などの普遍的なテーマを探求したもの、独自の政治的なビジョンを伝えるもの、人間の在り方についてシニカルであり決して楽観的ではない作品などがあります。
その中でも、「Neuer Deutscher Film」(新しいドイツ映画)の最も実験的でラディカルな監督、ハンス=ユルゲン・ジーバーベルクによる革新的な映画『Hitler, ein Film aus Deutschland』(ドイツ、1977年)は最も重要な映画といえるでしょう。
2018年12月の全プログラムはプラダ財団のウェブサイト( www.fondazioneprada.org)でご覧ください。
n° 32 - 2018年12月19日