AMOによる2019年春夏ファッションショーの舞台設定は基本への回帰。すなわち、ファッションを全面に押し出すための洗礼されたセットアップです。
空間は建築的フィールドとして扱われ、グリッドによって観客の占めるエリアを定義し、モデルが空間を長く横切るための4つの異なる軌道が空間として確保され、厳密に連なるレイアウトを形成しています。数字とシンボルが空間内に登場する人物たちの正確な位置を決定すると同時に、どこか別の場所の座標を示すかのようにも見えます。空間全体が透明なシートで覆われ、ぼんやりとした光源の薄暗い光の中に消滅するインスタレーションを形成しています。これによって空間内にサイケデリックで神秘的な雰囲気がもたらされました。
セットの仕上げには、ヴェルナー・パントンのインフレータブルスツールをVERPANが再現し、ゲスト用のシートとしてプラダのために限定製作しました。
n° 24 - 2018年6月20日