レム・コールハースによる、ミラノのラルゴ・イザルコのプラダ財団の施設を完成させる新しい建物「Torre」が、4月20日に一般公開されます。 建物の複雑でジオメトリックな構造は、発展し続ける様々なスペースをもち、財団全体の建築に関するビジョンを反映しています。 高さ60メートルの白コンクリート建築Torreは、各階がバリエーションに富んだ9階建ての建物です。すべてが入念に設計され、各階の階高がすべて下の階より高く、三角形の床平面は台形のレイアウトで装飾されています。ファサードの表面にはガラスとコンクリートが交互に配置され、各階とも北、東、西から光が差し込み、南側には財団のDepositoに通じる垂直の構造物がつながっています(間取り図を参照)。 合計6つのギャラリーを備えた展示フロアには20世紀と21世紀のイタリア人や海外のアーティストの作品を含む、プラダコレクションの作品やインスタレーションが展示されます。 6階にはレストラン、最上階には160 m2のパノラマテラスとルーフトップバーがオープンします。
n° 21 - 2018年3月14日