ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)の加盟国会議(2023年6月21日から6月30日まで開催)において、プラダ・グループとユネスコIOCは、2019年以来共同実施されている海洋リテラシーの原則と海洋保護の普及を目的とする教育プログラム「SEA BEYOND」のパートナーシップを新たに強化することを発表しました。ユネスコ本部にて行われた公式記者会見には、ユネスコIOC事務局長兼ユネスコ事務局長補ウラジミール・リャビーニン、プラダ・グループCSR担当責任者ロレンツォ・ベルテッリ、イタリアのユネスコ大使リボリオ・ステリーノ、ユネスコIOCシニアプログラムオフィサーのフランチェスカ・サントロが出席しました。今回の新しいパートナーシップ契約では、SEA BEYONDプロジェクトのさらなる持続と発展のためにPrada Re-Nylonコレクションの収益の1%を寄付するというプラダ・グループの大胆なコミットメントなど、海洋リテラシーに関する新しい2年間のプロブラムが発表されました。リソースの大幅な増加を受け、SEA BEYONDは教育の領域を超え、海洋に関する新しい2つの重点分野として、科学調査と人道的プロジェクトに支援範囲を広げます。今回のパートナーシップの強化は、SEA BEYONDがオープンなプラットフォームとして、海洋保全の原則を中核とする外部機関のプロジェクトを歓迎することを目的としています。ユネスコIOCが適切な機会を募集し、プラダ・グループからの新しい提案を分析・検証します。また、プラダ・グループとユネスコIOCの新しいパートナーシップにおいては、ユネスコ欧州科学文化地域局とIOC海洋リテラシープロジェクト事務局内の組織として、「海洋の10年」調整室がヴェネツィアに開設される予定です。
n° 94 - 02 八月 2023